4月29日放送のがっちりマンデー『アパホテル』の回、ご覧になられましたか?今回のがっちりマンデーはあの儲かりビジネスホテルが登場。その名は「アパホテル」。国内外合わせて447棟、客室数7万5,000室を突破。年間売上は1,160億円という派手な女社長さんでも知らない人はいないのではないかというアパホテル。
今回は、ド派手な帽子でお馴染み元谷芙美子社長ではなくて、アパホテルを一代で築き上げたという本ボス、元谷外志雄代表が帽子にサングラスという前代未聞のお姿で登場です。これまで一切表舞台に出てこなかった創業者がついに禁断のベールを脱いで、ホテル業界のモンスター「アパホテル」、その全貌が明らかになっていきます。
この元谷外志雄代表、信用金庫の社員時代から、なんと『住宅ローンの仕組み』を作り、住宅会社を企業、更に建物住宅と賃貸マンションで起業し、分譲マンションをスタート、焼却資産として、税金対策でアパホテルを始めたんだとか…まったく驚きの連続でした。
アパホテルの「アパ」という名前は、覚えやすさからAPA(アパ)と。1997年にこれからはネットで予約する時代が来る時に覚えやすいように短くて、なおかつ環境という意味を言葉に込めてAlways Pleasant Amenity、いつも気持ちの良い環境、「A」から始まり「ア」から始まるようにと、元谷外志雄代表が考えたのだとか。
人をおもてなすのに自分だといかついんじゃないかという事で、天真爛漫な女社長が向いていると奥さんに任せ、自分は表に出ないように、分からせないようにしてきたのだそうです。
アパホテル人気のヒミツはホテルの常識を覆す部屋づくり。普通、ビジネスホテルの部屋の広さは12~13平方メートル、それに対しアパホテルは平均11平方メートルでちょっとコンパクトだけれど、その分、ベッドは通常シングルベッド100~110cmのところ135~140cmと、大人2人でもゆっくりくつろげるダブル仕様。そしてテレビもでっかい50インチ。さらに、シーリングライト(天井灯)も部屋でも仕事ができるようにとオフィスなみにして他のホテルよりも明るくしています。
バスルームは卵型をしており、水を溜めた時に約20%節水できるようにと、バスタブの形も一から見直して自社で作ったそうです。部屋を小さくしていることでホテル自体のお部屋の数も多く増やせます。なんと同じ条件なら他のホテルよりも20%は多く部屋が作れるのだそうです。
そしてもう一つ、アパホテル絶好調のヒミツが稼働率。通常80%部屋が埋まっていれば大成功といわれるホテル業界にあって、アパホテルの稼働率は全国平均で88.5%。取り上げられたホテルなどは、なんと稼働率100%以上の105%超。日帰りプランを一泊分の約半額で提供する事で、1部屋を2回転させているというのです。
日中、短時間で利用する【日帰りプラン】は、「ホテル=泊まる」という常識を打ち破る新たなサービスで、ビジネスホテルでいち早く導入されたそうです。部屋のベッドメイクや清掃は、通常のように人を増員したり業者に頼んだのでは割に合いません。その為、自分たちでやるのだそうです。受付の社員たちも、支配人も清掃。
新入社員が導入研修でベッドメイク研修を行うのだとか。社員が清掃することでコストを掛けずに1日1部屋2回転を実現。アパホテル巣鴨駅前は全512室満室というところ、539室分の売上げを出していたのです。
アパホテルが駅近くに作れてしまうのは、変形の土地でも、コンパクトな部屋だから作れてしまう。更に変形土地だから安く買え、出来てしまう。社員はリスクを取れないから、出店場所は全て自分で訪れて自分で決める。全株オーナーだから、自身が責任を取れる。上場するのは貧乏人がすること。ポケットマネーは、100億から200億!・・・驚きの連続で、こんな凄い人が、メディアに出てきて、まさかの「それ」が【がっちりマンデー】とは!更に驚きで興奮の30分の回でした・・・
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。