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あの伝説の創業者が、圧倒的な支持を得て珈琲店を急拡大!!

2018-5-31 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

5月17日放送のカンブリア宮殿『最高の居心地で"珈琲店戦争"に殴り込み 外食レジェンド80歳の再チャレンジ!』の回、ご覧になられましたか?ここ数年熾烈な争いを繰り広げる、珈琲店戦争は、お洒落なスタバにタリーズから、低価格で飲めるセブンやマック、落ち着いて味わえる珈琲館から、上島、星乃、倉式、コメダ、珈楽庵等々乱立しています。そんな中で、シニアを中心に圧倒的な支持を得て急拡大しているというのが、今回の主役【高倉町珈琲】。後発で殴り込んだのは、あの【すかいらーく】の創業者・横川兄弟の三男。「もう一度、お客さんを喜ばせたい」その一新で逆境から挑んできたのです。

 

横川さんは、17歳の時に築地の食品卸問屋「伊勢龍」で修行。その社長から「客を騙すな」「稼いだ金は客に還元しろ」という教えを徹底的に叩き込まれたそうです。25歳で、3人の兄弟と共に食料品店を開業するも、スーパーの台頭で、違うビジネスへの転換を余儀なくされると、アメリカのファミリーレストランに目を付け、1970年、日本初のファミレス「すかいらーく」をオープン。

 

「客が喜ぶ、おいしい料理を出す」ために外食業界を走ってきた横川さんですが、グループが大きくなり過ぎると、細部まで目が行き届かなくなるということで大改革をしようとしましたが、大きくなり過ぎたグループは、それを受け入れてくれず解任されてしまいます。横川さんは、「すかいらーく」の経営を退いた後に一念発起し、77歳で【高倉町珈琲】を起業することになったのです。

 

現在19店舗を展開する【高倉町珈琲】の特徴は、運ぶだけでプルプルと震える「リコッタパンケーキ」など、美味しそうなメニューの充実にあります。この他、都心の珈琲店にはないシックで広々とした店やゆったりとして、座り心地の良い椅子が用意されていました。若者が集まるスタバやタリーズとは違って、シックな【高倉町珈琲】に詰めかける客には、年配客が多いそうです。ファミリーやサラリーマン向けでなく、ゆったりと過ごせるようこだわった店作りが、シニアの心を掴んでいるというのです。

 

そんな【高倉町珈琲】には、もう一つ大きな特徴がありました。なんと運営する本社スタッフの殆どが60歳以上というのです。しかも2014年に会社を立ち上げたトップは、既に80歳になる横川さん。今も高齢とは思えないフットワークで、横川さんを慕ってついてきたスタッフと共に、より良い店を作るために日々奔走しているのです。高齢化が進んでいる日本の中で、こうした話も喜ばしい事です。

 

横川さんは「本社や本部は必要ない。店は店長が良ければ必ず繁盛する」と語り、店から上がったアイデアを最優先させ、本部が決めたマニュアルを現場にどんどん変えさせていきます。スティックシュガーや写真入りメニューを考案した伝説の経営者であるだけに、外食を知り尽くした店作り、見事でした。今では当たり前の写真入りメニューなどは、ないのが可笑しいと思えるほど、世の中に広がっていますからねぇ。

 

横川さんは、働くスタッフも満足できる仕組みづくりをと、優秀な社員が負担なくFCオーナーとなれる制度や、パートまで株を持ち配当を受け取る、持ち株制度など…嬉しいルールを導入しています。パートさんの生き生きした表情も印象的でした。今のところ東京郊外を中心に出店されているとの事で、我が家の近くにお店はありませんが、できたら真っ先に行ってみたいですねぇ・・・

 

 

 

 

 

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