11月2日放送のカンブリア宮殿『王者セブンを追撃!ファミマ大改革の全貌』の回、ご覧に
なられましたか?何だか突き抜けた感じのテレビCM「ファミチキ先輩」に、「ファミ横商
店街」...ファミリーマートが、変貌を遂げようとしているという今回のお話。社長自らが
着ぐるみの中に入っているとは知りませんでした・・・。
コンビニ業界で長らく3位が定位置となっていましたが、サークルK・サンクスと経営統合
し、店舗数の上ではローソンを抜いて、王者セブンを追撃する展開となっているファミリー
マート。改革の陣頭指揮を執っているのが、就任して1年の社長、澤田社長。がっちりマンデー
ほか、テレビで何度も見ている方なので、顔は良く分かります。
澤田社長は、伊藤忠商事時代に、セブン‐イレブンジャパンの鈴木敏文氏のアメリカのセブン
買収を補佐した実績があるほか、転職先のファーストリテイリングでは、フリースブームを
巻き起こし、柳井氏から次の社長にと請われるなど、素晴らしい経歴の持ち主です。去年、
古巣、伊藤忠の傘下であるファミリーマートの経営を任され、以来大胆なかじ取りを行って、
王者セブンを追撃しています。
編集後記で村上龍さんはこんな風に話されていました。
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コンビニは、すでに社会インフラになっている。澤田さんを迎え、3強と相対したことに
なるが、共通認識があった。「市場はまだ飽和状態ではない」3社とも、そう確信している。
巨大市場だが、商圏、店舗ごとの、細やかで、多様性のある努力・工夫の積み重ねが、競争を
制する。1%が好みの店を変えるだけで、約1,000億円が動く。端から眺めると実に興味深い
が、経営陣、現場、ともに大変だろう。澤田さんは「熱血漢」と評されることが多いが、
冷静でロジカルな人物だった。果たして、業界地図は塗り替えられるのだろうか
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先日、ガイアの夜明けでは、3位に転落した?ローソンの「おにぎり」が取り上げられていま
したが、コンビニは、今やなくてはならない存在になりつつあります。カラオケ店と併設して
いるコンビニも紹介されていましたが、イートインスペースもそうですが、地方の買い物難民
の救済や、緊急時の生活支援等も考えると、とことん「便利」を極めてくれているのを感じ
ます。
3強のどこが上に行こうと、私たちには、あまり関係ありませんが、これからどんな形で
貢献して頂けるのか、新しい展開から目が離せませんね。