先日の連休、我が家の娘がインフルエンザにかかったもので、引きこもって自宅で映画を
観ました。ジョニー・デップ主演の【ニック・オブ・タイム】という映画です。あらすじは、
途中までで…こんな感じです。
娘と共に、とある駅に着いたジョニー・デップ演じる主役の会計士は、突然、警官を装った
2人の男女に検挙されてしまいます。実は、その2人は悪人で、娘を人質にとられ、カリフォ
ルニア州知事候補(現知事)の暗殺を強要されてしまうのです。
「90分以内に暗殺しないと娘の命はない。」と脅迫され、終始監視されている中、主役の
会計士は知恵を絞り、あの手この手で警備や関係者に助けを求めますが、なんと知事の警備
陣にも暗殺グループが潜り込んでいることが分かって愕然とします。
やむなく会計士は、味方は暗殺される知事自身だけだと考え、協力を仰ぐため知事の部屋に
侵入し、協力を依頼します。時は刻一刻と迫り、主役は暗殺を遂行せざるを得ない状況へと
追い詰められてゆきます…。あとは、ネタバレなので見てのお楽しみということにしますが…
もし、いきなり警察だと言われて、娘と共に連行され、娘を人質に取られたあげく人殺しを
強いられるという展開になってしまったら…。身体にはGPS機と隠しマイクを付けられ、
逃げる事も、誰かに状況を伝える事もできなかったとしたら…全てを見張られた状況で依頼を
果たさなければ娘を殺すと脅されたら…。
そう思うとテロが横行する今の世の中、起きないとも限らないわけで、自分だったらどうする
だろうと考えてしまったのです…。大切な家族の命と天秤にかけられる他人の命と…。誰にも
話せない状況で、自分だけで全て考え行動しなくてはならなくなったとしたら…
実際には、映画の中ではGPS機や隠しマイクはなかったので、それなりに対策はありまし
たが、この2つの条件も加わったら…どんな展開になっていたでしょうか…。映画としては、
それほど話題になった訳でもないし、正直、楽しめる映画ではなかったかもしれませんが、
とても考えさせられる映画となりました。
まさかの連休中…インフルエンザで引きこもり、こんな問いを投げかけられるとは…。