昨日、ワールドビジネスサテライトで特集『テレワークで変わる働き方』が報道されていま
した。『「テレワーク」が広がり始めています。』というニュースです。
そもそも【テレワーク】或いは【テレコミューティング】とは、勤労形態の一種で、情報通信
機器等を活用し、時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働くことができる形態をいいますが、
要するに働く場は、会社の事務所に拘らないという働き方改革です。今年のキーワードですね。
以前は子育て中の「在宅勤務」という形が多かったのですが、最近は自分が最も仕事をしやす
い時間や環境を選ぶという新しい働き方に変わってきているそうです。
日本マイクロソフトの社員は、職場だと電話対応や雑談などで作業が止まってしまうことが
あるため、集中して作業したい時には、自宅などで「テレワーク」を行い、作業効率を上げ
ているといいます。しかし、働きやすい環境が選べる反面、上司の目が行き届かない「テレ
ワーク」。
こうした問題には、クラウドサービスを使い、全社員の現在の状況が分かる情報を常に表示。
システムを利用していない時間も一目で分かる様にすることで解決しています。マイクロ
ソフトはこうした自社のサービスを多くの人に利用してもらうため、「テレワーク」の拡大に
積極的に取り組んでいるとのこと。
また、驚きの全社員テレワークという会社も登場しており、会社で働いている姿勢で評価する
のではなく、実績で評価するのでテレワークでも問題ないと言い切られていました。ネット
会議が普通にできるようになっていますし、通気手当てが要らなくなり、オフィスも狭くして
年間4,000万円のコストダウンに繋がったとか。
社員にとっては、通勤時間が無くなって、家族と過ごす時間が増え、子育てへの協力も沢山
できるようになるばかりか、地元への還元もできるようになって、メリットが沢山あるように
見えました。
ワールドビジネスサテライトでは、それぞれのメリットとして、以下の様な例を挙げていました。
テレワーク➡働きやすい・効率的
通常のオフィスワーク➡心理的効果・暗黙知・偶然の出会い
皆さんは、どう思われますか?
総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都及び経済界と
連携し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした働き方改革の国民運動を
展開しています。2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と
位置づけ、今年は、交通機関や道路が混雑する始業から10時半までの間、一斉テレワークを
実施する企業・団体を募集していました。参加団体は約930件。
考えてみれば、実際に東京オリンピックが行われている期間って、通勤通学や営業にどれく
らい障害が発生するのでしょうね。それを思うと、このテレワーク、全面でなくても、柔軟に
導入する方向で考えていった方が有効なのかもしれませんね。プレミアムフライデーもそう
ですが、このテレワークにも、今後、目が離せない感じです。大幅なオフィス賃貸料の削減
…魅力的です。