先日、テレビ東京のドラマスペシャル『最上の命医2017』を見ました。『最上の命医』は、
『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された橋口たかしさんによる日本の漫画作品らしく、
最初は連続ドラマとして放送されていたようです。
一旦連続ドラマとして終わってからは、昨年『最上の命医2016』としてドラマスペシャルで
放送。今回私が見たのは、その続編というか2017版といったところでしょうか。人気のシリー
ズのようですが、私のように、それ以前を見ていない人でも楽しめるように一話完結になっ
ていたので、大満足の2時間あまりでした。
主役は斎藤工演じる小児外科医の西條命。ドラマはいきなり呼吸困難に陥った中学生の登場
から始まり、主役の手際の良さを軽く紹介していきます。この辺、映画ダーティー・ハリー
なみですね。続けて、メインとなるアメリカで師弟関係にあった草刈正雄演じる小児外科の
権威手塚が登場。さすがの草刈さんでした。
離島での医療設備が整っていない中での難易度の高い手術をやってのけたり、脳外科医が
諦める腫瘍を小児科医の主役が手術してみせたりと、さながらブラック・ジャック。丁度、
胸の中央に真っ二つに横断する手術痕があるあたりからも思わず連想してしまいました。
また、最初のうち手塚が手術を拒むあたりなどは、それこそ『振り返れば奴がいる』や
『レディ・ダビンチ』を思い浮かべてしまいますが、全く別物として充分に楽しめる良く
できたドラマでした。
私は医学の事は全く分かっていませんが、NHKの総合診療医ドクターG等もお気に入りの
番組で、原因不明だったり難病だったりに、如何に真摯に医者が取り組み解決していくかっ
て…少なくなっていると感じる現実と比較してしまって、つい見入ったりするのです。
真摯に病気と対決していく医者に憧れてしまうんですよね。
見終わって思ったのは『最上の命医2016』も見てみたくなったという事…。なんと今年の
12月には2017とセットでDVD化されるらしいのですが…うーむ、悩むところです…。