8月3日放送のカンブリア宮殿『庶民と中小企業の強い味方!下町信用金庫の街ごと活性化
術』の回、ご覧になられましたか?赤羽がある東京北区や荒川区を中心に展開し、金融の
枠を超えたユニークな取り組みを次々と打ち出し、絶大な信頼を勝ち取っている城北信用
金庫。
東京都北区にある赤羽は、昭和風情漂う飲み屋や洒落たレストランなど、新旧雑多な魅力で
人を引きつける今、話題の街だそうで、「住みたい町ランク4位」に急上昇とのこと。初耳
でした…。城北信金は中小企業が密集する東京北区・荒川区にある企業の約9割と取引
しているというから驚きです。さらに、年金支給日の嬉しいプレゼントや、振り込め詐欺
対策、家までの集金サービスなど、高齢者への優しいサービスも充実して、地元住民からも
愛されています。
城北信金が力を入れるのは、従来の金融サービスの枠を超えた“非金融サービス”。城北信
金は、ホームページ上に「ナコード」という企業と消費者を結ぶ紹介サイトを開設。企業
の商品やサービスの魅力を伝えるホームページを城北信金のトップページからアクセス
できるシステムを作り、好評だとか。
そのホームページの制作は、城北信金の職員が無料で行い、掲載料まで無料。「ナコード」
に商品を掲載することで、中小企業の業績が上がれば、将来的に金融サービスにも繋がる
と見込んでいるのです。さらに、城北信金では、金融機関としては全国初となるクラウド
ファンディングも立ち上げています。小規模で成功すれば、更に大きくするときに銀行が
支援できるというのです。
隅々までお金が流れるように広い視野で考えている城北信金…ただただ『お金を借りてく
れ』と、私が思っていた大手銀行とは全く違う印象でした。お金は行動を起こすため、
或いは、行動を支えるための手段であって、お金を借りることが目的ではないのに、はき
違えている銀行マン…多いですよね…。
城北信金はまた、人材の活用にも力を注いでいました。その一つがアスリート選手を職員
に正規社員として雇用したこと。フェンシングやカヌー、テコンドーなどのアスリート、
計7名が城北信金の職員として働いています。赤羽にはオリンピック強化選手のトレー
ニングセンターがあるそうで、地域との接点が強いのです。
選手たちは、練習や仕事の合間に地元の学校で出前スポーツ教室を開いています。子供
たちに夢を与えることで、地域の活性化につなげるというのです。『アスリートは、世の
中にプラスの影響を及ぼせる』…そう話す理事長の大前さん。農業女子をサポートしている
シーンもあって、本当に様々なバックアップをしている素敵な信用金庫でした。