『物語』
命を与えられた主役が登場する
そして、課題が与えられる
最初の分岐点
課題を無視するか、手をつけるか
いずれにしても、課題の登場によって環境が変化する
そして、次の選択肢を迫られる
第2の分岐点
自力で進むか、他者と協力するか
いずれにしても、何かしら、経験として、知識となる
どちらも、決して無駄にはならない
やがて、これまでの結果が迫ってくる
最後の分岐点
この行き先は、主役でも決められない…
良い結果が良いのか、悪い結果が良いのか
そして、物語は終わっていく
生きていく中で、幾つもの物語が生まれ、記憶の図書館に飾られていく
それでも、全く同じ物語などない
だから…
名作と呼ばれなくても、納得できる物語を残したい
与えられた命だからこそ、自分で選択し、歩いて行きたい
どんな分岐点であっても、必ずゴールは同じ
主役の未来へと繋がっている…
詩集『道しるべ』より