ティータイム

幸せの総量を増やす

2017-3-13 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

3月2日のカンブリア宮殿『地方から奇跡のビジネス革命を起こした女性社長SP』ご覧に

なられましたか? 録画設定しながらテレビが不調で、後半しか録画出来なかった私ですが…

 

そんな後半に登場したのが、宮城県気仙沼市に移住して来た女性社長の御手洗さん。先週

土曜日で、東日本大震災からちょうど6年が経ちますが、未だ復興途上にある事は殆どの

方々がご存知のはず。

 

そんな気仙沼に全国でも珍しい手編みニットの会社「気仙沼ニッティング」という会社が

あるそうです。スタッフ2人の小さな会社ですが、60人の地域のお母さんたちが編み手

として活躍。

 

看板商品のカーディガンは完全オーダーメイドで、15万円とかなり高額な設定になって

いますが、200人待ちという人気だそうです。この会社は5年前、御手洗さんが気仙沼に

乗り込み、まったくのゼロから立ち上げた会社。

 

御手洗さんは民主化直後のブータンで、首相のもと産業育成に携わっていたそうです。

震災を機に帰国し、短期的でその後に繋がらない支援ではなくて、被災地で人々が誇りを

もって働ける中長期的な事業の必要性を感じたそうです。

 

「何もない状態でも、編み物なら、針と毛糸さえあれば始められる―」。チクチクしない

オリジナルの毛糸やデザインにこだわり、素人同然の編み手も“一流”に育てあげています。

「被災地だから」という背景に依存せず、真に喜ばれる商品で100年続く事業を目指した

のです。

 

そして今、小さな地方の町で、地域の人々の力を掘り起し、大きなインパクトを与える

ビジネスの形に、世界から注目が集まっています。ビジネスの潮流は、「世界を良い方向に

導くもの」に舵を切っています。

 

『働く人も買う人も幸せでなければならない』…そう語っていた御手洗さんですが、

当たり前の事でありながら、なかなか出来ていないのが現実。

 

社長の金言は

 『幸せの総量を増やす会社』でした。

 

1着15万円と高額ながらも、購入者と製作者が出来上がるまでの間、手紙のやり取りを行い、

出来上がる頃には心で繋がるまでの関係になれる。…そんな思いのある1着なら、決して、

高くはないのかもしれませんね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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