ティータイム

こんな記念日が罷り通るとは・・・

2016-7-8 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

マガジンハウス発行の雑誌『ポパイ』で提唱された記念日という事で、今日は…

『ナンパの日』…「ナン(7)パ(8)」の語呂合せから制定されたそうです。この日は、

見知らぬ異性を誘っても良い日という説明で、なんとも妙な記念日です。

 

どんな風に説明しているかが面白いので、いつものようにあのWikipediaで調べて

みると、「ナンパ」とは、『面識ない者に対して、公共の場で会話、出会い、デート、

キス、連絡先交換に誘う行為。その行為を行う者は軟派(なんは)と呼ばれる。

英語圏では、「(異性を)拾う行為」という意味から、「pick up」と呼ぶ。』と

ありました。

 

軽薄な印象があるため忌避されることもありますが、「ナンパ行為」は出会いの

一つの方法として古くから用いられているわけで、一目惚れから始まる恋に

関しては、このナンパをしない事には、めったに実る事はありません。

昔からナンパが盛んで有名な場所は渋谷、新宿、池袋で、西日本になると

道頓堀と心斎橋をつなぐ「ひっかけ橋」が有名だそうです。

 

また、『日本国語大辞典』によると軟派は明治時代の新語であって、当初は

政治用語で「意見や主張が軟弱な党派」「強硬な意見を主張することのできない者」

の意味(用例初出1892年)でしたが、これを応用して「新聞・雑誌で、社会面や

文芸、またはつや物などの記事を担当する部門やその記者」(初出1901年)、

「異性との交遊や、華美な服装を好んでする青少年の一派」(同1909年)の

用法が生じたとのこと。

 

最近では、「恋愛関係・異性間交友(男女関係)を避ける態度」は「硬派」、

その逆の「恋愛にうつつを抜かし、異性を追いかける態度」は「軟派」と

呼んでいますが、そこから転じて、「異性に声をかける行為」を指して

カタカナ言葉の「ナンパ」と呼ばれるようになったとの事。

 

また、ナンパをしそうな軽薄な人物を指して「ナンパ野郎」と呼んだり、

女性から声をかける事を『逆ナン』と呼んだりするなど、政治用語から始まった、

『軟派』の用法も、時代の変化と共に、随分と柔らかく進化しているようですね。

 

それにしても『見知らぬ異性を誘っても良い日』とは、随分な記念日でまいりました…。

これも更に時代が進めば、バレンタインデーの様に、声をかけられない人たちが、

この日ばかりはと奮起するイベントデーとなっていくのでしょうか…

                                                        まさかねぇ…

 

 

 

 

 

 

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