
今日はアンチエイジングの日だそうです。「いい(11)とし(14)」の語呂合せから、
NPO法人アンチエイジングネットワークが制定されたそうです。アンチエイジング
とは、いつものWikipediaによれば、積極的予防医学の一種で、老化を防ぐために
行う行為の総称で、抗老化医学というのが正式名称のようです。
老化と体内で起こる糖化は、密接な関係にあって、老化現象の顕著な特徴と
糖化反応は直結しているそうです。【糖化とは、植物がエネルギーを貯蔵する目的で
作り出したデンプン等の多糖類が分解されて、エネルギーとして活用可能な少糖類・
単糖類になる化学反応のこと。】
コラーゲンの糖化は、肌の張りと弾力性を失わせ、老化した皮膚へと変質させる
主な要因です。老人に多い皮膚の変色もまた、糖化およびメイラード反応に伴う
色素の形成の結果だそうですよ。糖化された老廃物の蓄積が白内障や動脈硬化の
進行となって表れるのです。
老人が骨折しやすくなるのは、骨密度の低下だけでなく、強度そのものの低下も
関係しているようです。骨に含まれるコラーゲンの糖化は、骨の質を劣化させます。
アルツハイマー病は脳内のアミノ酸が糖化された結果蓄積されていく老廃物が原因
という説も存在しているとか。また体の糖化と糖尿病の合併症やメタボリック
シンドロームには深い関係があることが、日本抗加齢医学会、日本メイラード学会、
日本統合医療美容学会、日本抗加齢美容医療学会などで報告されています。
抗糖化ケアは、摂取カロリーの適正な調整を行い、急激に血糖値を上げないGI値に
留意した食生活をおくることによって実現されます。たとえば、果糖のほうが他の
糖類よりも血糖値の上昇が少ない性質を捉えて、果物から先に食べる工夫をする
だけでも、血糖値の急激な上昇を抑えることが可能になり、体の糖化の抑制が期待
出来るとか。
ドクダミ茶、菊茶、シソ葉茶、柿の葉茶、グアバ茶、ハマ茶などの健康茶は、
コラーゲンの糖化に対して強い抑制力を示しており、抗糖化作用を有する食品
としては、ローマンカモミール、サクラ、紫菊花、などが発見されています。
記念日を制定した、アンチエイジングネットワークによれば、本来のアンチ
エイジングが目指すものは、人の成長が止まった後、見た目の老化現象とともに
急激に落ちていく体のエイジング曲線の角度を少しでもゆるくしていこうというもの。
60歳で到達してしまうと言われる体の劣化を70歳、80歳まで引き延ばすことが
できれば、「老化」のスピードを抑えたことになるわけです。逆からみると、
80歳なっても60歳程度の劣化にとどまっていることは、20歳も若さを保っている
といえるというのです。
肌年齢とか、血管年齢とか、よく聞くようになっていますが、生活を見直し、
健康に長生きしたいものです。以前にもお話しした『抗酸化』と今回の『抗糖化』
・・・大切なキーワードのようですね。
今更ですが、我が家では、何か月か前から『玄米酵素水』というものに家内が
はまってしまい、にわかに、玄米が話題になってきています。まずは、その玄米と
白米の栄養素の比較から見て見ましょう。
●玄米・白米1食分(160g)当たりの栄養成分
玄米 白米
エネルギー 265Kcal 269Kcal
タンパク質 4.48g 4g
脂質 1.6g 0.48g
炭水化物 56.96g 59.36g
食物繊維 2.24g 0.48g
ビタミンE 0.8mg 不明
ビタミンB1 0.26mg 0.03mg
ビタミンB2 0.03mg 0.02mg
ナイアシン 4.64mg 0.32mg
ビタミンB6 0.35mg 0.03mg
カリウム 152mg 46.4mg
マグネシウム 78.4mg 11.2mg
リン 208mg 54.4mg
鉄 0.96mg 0.16mg
玄米には主に以下の効果があると言われています。
1. 便秘解消
2. アンチエイジング
3. ガン予防、ガン治療
4. デトックス効果
玄米は白米に比べて食物繊維が“5倍”近く含まれており、 これは玄米1食分で
キャベツ120gに相当します。また、抗酸化作用がある“ビタミンE”も豊富に
含まれています。玄米に含まれる食物繊維や“フィチン”という成分は、 体内の
毒素を排出する効果、いわゆるデトックス効果もあるということで、ダイエット
にも良いと言われているわけですね。
また、色々調べていくと、玄米のマイナス面についても書かれていました。
1. ミネラルの欠乏
2. 残留農薬が多い
3. 消化に悪い
4. 不味い
特に気になる「1」のミネラルの欠乏ですが、栄養豊富なのに何故と気になって
しまいますが、「玄米には“フィチン酸”が含まれており、これは体内のミネラルと
結合して排泄されてしまうため、ミネラル欠乏症となってしまう」という事の
ようです。
ところが、この意見には間違えがあるようで、玄米に含まれているのはフィチン酸
ではなくて、フィチン〔フィチン酸+ミネラル〕という既にミネラルと結合した
もので体内のミネラルを排出する作用はないそうです。良かった良かった。
また、2番目の残留農薬が多いというのは、玄米を精米して白米にする工程で取り
除かれる米ぬかに残留農薬が多くみられるという事からなんですが、実際には、
玄米の残留農薬の危険性はハッキリしていないようで、気になる側としては
無農薬の物を選べば良いだけなので、結論からするとプラスマイナスで、プラス
と言ったところです。
と言うわけで、大いに玄米への興味が増大してきた我が家としては、玄米が中核を
占めている『マクロビオティック』を改めて見直してみようかと話しているところ
です。
ちなみに、『玄米酵素水』なるものを講演会で聞いてきた家内は、熟成させる玄米
ご飯の炊き方も覚えてきて、お赤飯の様なモチモチした玄米も食べられるように
なってきました。私は、もともと白米に6対4ぐらいの割合で玄米を入れるのが好き
でしたので、それまで『匂いが嫌だ』と言っていた家内が変貌をしてきたおかけで
食生活も更に面白くなっていきそうです。検証…続けていきますよ!!
今日は、くるみの日です。「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せから長野県東御市等の
くるみ愛好家によって制定された記念日です。結構、強引な語呂ですが・・・
原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布して
います。樹高は8メートルから20メートルに及ぶそうで、意外に背が高い物もあるよう
ですね。
5月から6月にかけて開花し、その後に直径3cm程度の実を付け、その内側の種子
(仁)を食用としています。脂質が実全体の70%を占めていますが、オメガ3
脂肪酸がナッツ類で最も多く含まれている事は以前お話した通りです。また、
ビタミンEを始め様々なビタミンやミネラルが豊富に含まれており、非常に栄養価の
高いことでも知られています。
非常に硬く簡単には割れないため、専用のくるみ割り器(クラッカー)もあるほど。
尚、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「くるみ割り人形」の人形は、くるみ割り器を
人形の頭にして顎にクルミを挟ませ、噛み割るように見せたものです。髭の生えた
兵隊さんの様なお人形、一度は目にされたこともあるのでは…。
他に、手のひらにクルミを握り込んで転がすのが握力の鍛錬になり、老化の防止に
なるなどの効用もあるとの事で、実際にゴリゴリしている人を見かけた事もあるの
では…(^ ^;)。そう、あの必殺仕置人の大吉…相手の心臓をつかんで、ひねり潰す。
「レントゲン」+「心電図」で見せるのが、奇抜で、殺す前、手に持った硬い
くるみを握りつぶすのが印象的でしたよね。
仙台などで「くるみ餅」(クルミゆべし)と言えばくるみ餡で和えた餅を指しますが、
大阪などにおける「くるみ餅」は植物のくるみではなく、餅を餡で「くるむ」という
語源だそうで、ここで用いられる餡は主に大豆餡だったようです。また、高級化を
図って枝豆餡で作られることもあるとのこと。私は食べた事がないのですが…一度、
食べてみたいものです・・・
今日はペパーミントデーです。ハッカが特産品の北海道北見市まちづくり研究会が
1987(昭和62)年に「はっか(20日)」の語呂合せから制定されたようです。
いつものWikipediaでは、ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、和名は
コショウハッカ、セイヨウハッカと書かれていました。スペアミントとウォーター
ミントの交雑種という事で、原産地はヨーロッパ大陸。ハーブの一種で、独特の
メントール臭がする事はご存知の通りですが、ニホンハッカに比べると、
メントール(ハッカ脳)の含有量は50 - 60%と低いようです。
ヨーロッパ、アラビアで、葉を摘み取って乾燥させたものをハーブ(薬草)や
薬味として使用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油を抽出して香料として
利用されてきました。ペパーミント由来の香料は菓子に広く使われ、また
ハーブティーにも用いられ、クセのあるハーブとは、ブレンドする事で飲み
やすくもしてくれるハーブですよね。
ペパーミントは、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けて
くれますが、腹痛や胸焼け、胃けいれんなどの症状を緩和してくれたりもします。
ペパーミントには鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、
心身をリラックスさせてくれます。無気力や抑うつを改善する精神安定化作用
もあり、神経症などにも利用されてきました。
その他、以下のような効能・効果があると言われています。
●偏頭痛やそれに伴うむかつきを癒してくれます。
●麻痺作用と抗菌作用があり、虫歯や歯痛などの痛みを和らげてくれます。
●胃の神経の末端を麻痺させることで、乗り物酔いや吐き気の予防になります。
●胃の筋肉をゆるめるため、げっぷが出やすくなります。
●不眠を解消し、深い眠りに誘ってくれます。
乗り物酔いしやすい人は、ペパーミントティーを携行して行くと良いようです。
ただし、摂りすぎると胃の粘膜を乾かし、胃痛などを引き起こす事があるよう
なので取り過ぎには注意が必要とのこと。
我が家ではリラックス効果を求めて活用されることが多いですかねぇ…
テレビネタが続きますが、5月30日放送の『未来世紀ジパング』をご覧になられましたか?
今回取り上げられたのはフィリピンでしたが、そこには、ココウェルという素敵な日本
企業が関わっていました。
1993年、日本で大流行したナタデココ。当時ナタデココの一大供給下がフィリピンでしたが
ブームはわずか半年で終焉。日本の一時期の流行りのために、大量生産を目指して投資した
多くの生産者が、損失を抱えたまま廃業に追い込まれ、潤うはずだったブームが、逆に
多くの失業者を生む羽目になるという苦い過去がありました。
10数年前、フィリピンに環境問題を勉強するために留学たココウェル社長の水井さん。
その時にフィリピンのゴミ山を見学し、そこでゴミの中から鉄くずやプラスチックなどを
集めて、それらを売って生計を立てている子供たちや周辺の人達を目にしたのです。その
状況を見ていて感じたのが環境問題以前の貧困問題。地方をもっと元気にして地方に
仕事を増やさなければならないと思ったそうです。
地方に何があるか?と考えたときに、頭に浮かんだのがココナッツ。たくさん生えて
いるものの、有効に利用できていなかったので、その利用価値を日本で広めたら
「フィリピンにもっと仕事を生み出せるんじゃないか」と思って立ち上げたのが、
『ココウェル』というココナッツ専門の会社。
ココナッツの成分として話題のココナッツオイルはアルツハイマーに効果があるという
事が一番注目されていますが、中鎖脂肪酸という脂肪酸がたくさん含まれていて、脂肪
燃焼がすごく早く、エネルギーになりやすい為、脂肪として溜まりにくいとも言われます。
他にもガンやウイルスをやっつける効果があると言われていたり、沢山の健康効果が
あると言われているそうです。
身体に良い物を、こうした会社から購入することで、自身は健康になり、同時に
フィリピンの人達の生活改善にも貢献できる。こんな素敵な話、なかなかないですよね。
世界には、こうした貢献をしている多くの日本人がいますが、この水井さんも本当に
素敵な人で、同じ日本人として誇りに思います。応援しています。
今日は小松菜の日です。堺市で小松菜を生産する『しものファーム』が「こ(5)まつ(2)な(7)」
の語呂合せから制定したそうです。今日は、そんな小松菜を掘り下げてみたいと思います。
『ほうれん草』と比較して、栄養価的に劣っていると勘違いされがちな小松菜ですが、カル
シウムや鉄分含有量で比較しても『ほうれん草』を大きく上回っているのです。正直、私も
調べるまでは『ほうれん草』の方が鉄分が多いと思っていましたが、小松菜は100gあたり
2.8gと野菜類トップクラスの鉄分を含んでいます。ちなみに鉄分が豊富と言われる
『ほうれん草』は、100gあたり2.0g。きっと『ほうれん草』を食べるだけでスーパーに
なれる『ポパイ』のおかげで『ほうれん草』に良いイメージが植え付けられたのでしょうね。
小松菜に多く含まれるカルシウムは骨粗鬆症の予防だけでなく、精神安定作用、抗ストレス
作用などの効果がありますし、近年は脂肪の排出を促進する作用もあると報告されています。
ほうれん草よりもアクが少なく、生で食べられるので、青汁やグリーンスムージーといった
健康飲料にも多く使われています。勿論、緑黄色野菜の特徴成分であるβ-カロテンや食物
繊維も含んでいます。
嬉しいことに小松菜は生100gあたりのカロリーが14kcalとキュウリやズッキーニと同じくら
いに低カロリーな野菜ですが、栄養成分ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEやカルシウム、
鉄分が豊富な緑黄色野菜で、実は天然のマルチサプリと呼ばれているほどなのです。
つまり、ダイエット中に不足しがちな栄養の補給源としても優れているという訳です。
低カロリーなのに、豊富な栄養を含んでいるということで、私のようなおデブさんに
とって、とっても貴重な食材なのですよね。
植物性食品から鉄分を摂る場合はビタミンCと合わせてと言われますが、小松菜は吸収率を
高めるビタミンCも豊富に含んでいるので、食べ合わせを考えなくても単品で貧血の予防・
解消に役立ちます。カロテノイドの一種でキサントフィルに分類される「ネオキサンチ
ン」も含まれているため、抗肥満作用(脂肪吸収抑制・血中コレステロールや中性脂肪の
低下)があり体重抑制に役立つことで肥満を予防する効果があるとも言われています。
更に小松菜にはアブラナ科の野菜の解毒成分である「イソチオシアネート」が含まれて
いますから、デトックス効果による老廃物の排泄促進も期待できます。イソチオシア
ネートは白血球の活性化もありますから、ダイエット中の免疫低下を防ぎ、風邪などの
感染症予防としても役立ってくれるというのです。
私は沢山のオカメインコを飼っていますが、実は、そんなオカメインコには、毎日小松菜を
与えるように鳥の病院で先生から言われています。それだけ実は良い食材…栄養剤という事
だったんですよね。栄養価パーフェクトと言われるペレットを与えていても、『小松菜は
与えてください。』と言われているのです。ちなみにオカメインコにとって『ほうれん草』は
毒になってしまうので与えることが出来ません。意外にも実生活では既に小松菜優先が動い
ていたという事でしょうか…。勿論、人間にとっては『ほうれん草』も良い食材ですから
色々な食材でバランス良く栄養を取っていきたいですね。
『一滴の向こう側』という番組をご存知ですか?BSフジで土曜日の夜10時
から放送されている番組です。概要としては、同番組サイトに以下のように
書かれています。
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夢に向かって突き進む者
誰かの笑顔のために己を奮い立たせる者
不可能に挑み続ける者
彼らの流した一滴の汗、一滴の涙、そして一滴の想い...
それはいつしか大きなうねりをもった笑顔の大河になる
その向こう側にあるものとは...
この番組では複数の主人公が登場。"夢" を"夢"で終わらせず、実現させるために
一歩を踏み出し、ガムシャラに頑張る人たちに密着。1つのテーマを設け、その
分野で活躍する人々を、同時進行でそれぞれの物語や熱き想いを、ドラマのように
3回に分けて見せるヒューマンドキュメンタリー番組…。
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私も、つい先日知ったばかりで、この種の番組は大好き。その時の主人公が
本道佳子さんでした。
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第48回「いのちの料理人」(第2話)・・・日本全国を回り、料理を作る出張料理人の
本道佳子さん。彼女の料理は全て色鮮やかな野菜だけで作られたオリジナルメニュー。
料理を食べるお客さんの中には、重い病気と闘っている人も多い。病気の人も、
健康な人も、誰もが本道さんの料理に『食べる喜び』を感じるという。そんな
本道さんのことを人は“いのちの料理人”と呼ぶ。
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私が見た回は…
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主人公の本道さんは、熊本地震がおこる2週間前に熊本県へ。訪れたのは上益城郡
御船町にある、がん治療の病院「藤岡医院」。ここは本道さんが“いのちの料理”を
作るキッカケとなった病院だった。そして本道さんの料理を病床で待つ人が…。
それはガンと闘う本道さんの友人。生存前からの映像が見られ、本道さんの料理を
本当に笑顔で食べている姿が映されるが、間もなく亡くなってしまう…。
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以前、湯島食堂というお店を経営されていた事は、知っていましたが、この様な
活動をされているのかと改めて驚かされました…。料理本も何冊か出ていますが、
本道さんについて書かれた『最後の晩餐〜がん治療へのターニングポイント〜』
という本、こちらも是非読んで頂きたいものとなっています。せっかくなので、
プロフィールもご紹介したいと思います。
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高校卒業後、フードコーディネーターに。
ペンション開発会社で料理講習会の助手を務めた後、単身NYへ渡る。
ケータリングの仕事をしながら各国の料理を学ぶ。
『ハドソンリバークラブ』に採用され、NYの『野村エグゼクティブダイニング』へ、
スーシェフで出向。世界各国のエグゼクティブに料理をふるまう。
6年後にロサンゼルスへ移住。ケータリングをしながら、オーガニックやマクロビに
触れ、東海岸と西海岸の文化の違いを体験する。
10年間のアメリカ生活を終え、日本へ帰国。
長野県で、農家の野菜を使った観光施設のメニュー開発に携わるなど、地域活性化の
活動を行う。
数年後、東京に活動拠点を移し、トリニティアイリッシュダンスの日本公演ツアーシェフ、
国際プロジェクトの映画「シルク」制作時、「世界仏教徒会議」など、数々の
ケータリングシェフを担当。
熊本や岐阜の病院とコラボレーションして、『最後の晩餐 食事会』を定期的に開催。
2010年 肉・魚、卵・乳製品を使わない野菜だけのビーガン料理レストラン
『湯島食堂』をオープン。口コミだけで、多くのお客様に来ていただくように。
湯島食堂を営業する傍ら、世界各地へ行って料理を作る。
2011年 東日本大震災の支援として、被災地にて数々のケータリングを行う。
2012年 「食で世界が平和になったら・・・」を実現する為に設立した
『国境なき料理団』が、NPOとして認定。国も人種も国境も越えて、みんなと
友達になれる料理を広める活動を行う。
2014年 活動の場をさらに広げるため、湯島食堂をクローズ。日本初の
Pop Up Restaurantを展開。
2015年 東京ドームホテルで開催された「夢のディナー in Tokyo」に出演。
現在は、教育、医療、アートなど様々な分野の方々と協力し、日本・世界の各地で
「愛あるご飯」をお届け中。
*************
明日14日の土曜日が3回目の放送で熊本大震災で炊き出しをされる姿などが
放送される様です。今から放送が楽しみです。
今日5月12日はアセロラの日です。
アセロラは果物の一種で、西インド諸島、南アメリカ北部から中央アメリカが
原産です。日本ではおもに沖縄県で生産されており、そんな沖縄県本部町が
アセロラの初収穫の時期であることから1999(平成11)年に制定した記念日です。
果肉は1~2cmほどでチェリーのように熟すと赤くなるのが特徴のアセロラですが
豊富なビタミンCが含まれており、その量はレモンの約10~30倍と言われています。
その他、水溶性のビタミンB群に分類される葉酸は赤血球の生産を助けてくれる
栄養素で、 アセロラの可食部100gに対して葉酸は45mcg含まれており、日本人の
最低摂取量が1日200μgなのでアセロラを摂取すると比較的簡単に達することが
できます。
また、アセロラにはむくみなどを予防するカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは体の中にあるナトリウムを排出する働きがあり、高血圧の予防
などに役立ちます。加工されてしまうと減ってしまいますが、生のアセロラ
100gに対して約130mgのカリウムが含まれていると言われています。
更に、ブルーベリーなどで聞くことの多いアントシアニンですが、アセロラ
にも含まれています。アントシアニンはポリフェノールの一種ですが、その他に
ケルセチンも含んでいるため体内から体を綺麗にしてくれます。
ポリフェノールについては、以前もお話ししていますから、効能はそちらで
ご確認ください。アセロラの生は非常に傷みやすいため、生で見る事は殆どなく、
皆さんもジュースなどで購入される事が殆どかと思います。焼酎やウィスキーを
アセロラで割ると、カクテルの様な爽やかな味わいで、美味しいですよ。
ただし、せっかく身体に良い物を取り入れても、身体に良くないものを過剰に
とったのでは意味がないので、その辺はご注意を…。
今日5月9日は私の大好物アイスクリームの日です。いや、正確にはソフト
クリームが大好物なんですが…まぁ、ザックリひとまとめという事で。
この日は、日本アイスクリーム協会が1965(昭和40)年に制定しました。
1869(明治2)年、町田房蔵さんという方が横浜の馬車通りに開いた
「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売
したのがこの日だそうです。1人前の値段は2分(なんと現在の8000円相当)
で、一般に普及し始めたのは30年後でした。めっちゃ高かったのですねぇ(^ ^;)
私の一番のお勧めアイスクリームは、Donatellosさんのイタリアンジェラート。
これが季節ごとに色々な種類が登場して、どれも素晴らしく美味しいのです。
ウェブを通しての購入も出来るようですが、やはり、お店で食べた方が、
その美味しさを満喫できるはず。機会があれば、是非一度ご賞味ください。
また、更に、どうでも良い話ですが、未体験で、一度食べてみたいと
思っているのが、トルコの伸びるアイスクリーム『ドンドゥルマ』。
(ゲーム『風来のシレン』に登場してくる『ンドゥバ』を思い出す名前…)
日本ではトルコアイスという呼び方で通じるようになっていますが、
是非その食感を体験したいと思っています。
5月5日の子供の日には立夏を迎えていますが、暑くなるこれからの季節、
アイスクリームは欠かせませんよね。
ポリフェノールは、ポリ(たくさんの)フェノールという意味で、分子内に
複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物成分の総称だそうです。
ほとんどの植物に含有され、その数は5,000種以上に及び、光合成によって
できる植物の色素や苦味の成分で、植物細胞の生成、活性化などを助ける
働きを持っています。
ポリフェノールの効果といえば抗酸化力。植物も動物も紫外線を必要以上に
浴びたり、ストレスが続くと体に活性酸素がつくられます。活性酸素には
酸化力&殺菌力がある為、体にたまってしまうと健康な細胞を傷つけ、
深刻な病気や老化の原因になると言われていますが、ポリフェノールは
そんな活性酸素を体から取り除いてくれる働きがあります。
高い抗酸化力だけでなく、ポリフェノールは多くの食品に含まれている為、
毎日摂取しやすいというメリットがありますが、最近ではサプリメントや
特定保健用食品などにも多く利用されているので、自分が改善したい症状に
効くポリフェノールを選ぶことができ、よりそのパワーを実感しやすいよ
うになっています。具体的には…
◎アントシアニン(赤ワイン) → 疲れ目予防、視力改善、肝機能、心臓病、認知症予防
◎タンニン → 血中コレステロールの抑制
◎ルチン(そば) → 血管強化、動脈硬化、高血圧予防、アレルギー改善
◎エラグ酸 → メラニン色素の生成抑制(美白)
◎カカオマス(ココアなど) → 疲労回復、ストレス、ピロリ菌除去
◎海藻ポリフェノール → 有害物質の排泄促進効果
◎カテキン(緑茶) → コレステロールの減少、血糖値の正常化、抗菌作用
・抗ウィルス作用
◎ウーロン茶重合ポリフェノール→ 脂肪の吸収を抑制、メタボ解消
◎クルクミン → 解毒作用、胆汁分泌促進、抗酸化作用
◎コーヒークロロゲン酸 → 脂肪燃焼、代謝、抗ガン作用
◎イソフラボン(大豆) → 更年期障害の緩和(女性ホルモンのバランスを調整)、
美白、骨粗鬆症予防、がん細胞増殖抑制
その他にもまだまだありますが、効果はさまざまな為、改善したい悩みや
症状に合わせて選ぶことができます。
もともと、人間の体内にはSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)
という抗酸化酵素が備わっていますが、40歳を境にSODは減少していく
傾向にあるので、年齢と共に意識して摂取すると良いとの事です。
気になるポリフェノールの1日の摂取量ですが、日本人は特にポリフェ
ノールが不足と言われます。1日の摂取目安量は、1500mg。現在の
日本人の平均摂取量は、1010mgという事ですから、意識して摂取して
いく事も必要なようですね。ただし、ポリフェノールは水溶性です。
つまり沢山摂取しても体内に蓄積出来ません。摂取して体内で効果を発揮し、
存在している時間は3~4時間。できるだけ、1日3食の食事にバランス
よく摂取することが望ましいですね。