『秋色』
朝露に、涼しげに濡れる朝顔は
青紫に、冬の思いを伝えている…
陽向に栄える紅葉は、黄、橙、赤色と
夏冬狭間に、元気をくれる
秋茄子に柿にぶどうと色なすは
青紫に橙と、秘めたる思いを目覚めさす
夕暮れが、それを讃えて映すのは
橙から青紫…そして、深く透んだ藍色へ
藍色は、悲しみを深い空に隠して、安らぎをくれる
藍色世界の星々が、確かに勇気と安らぎをくれていた
いつからか、黄色から橙、赤、青紫
そして、藍色へと変化していく色々を、秋色と呼んでいた
秋色は、美しく、そして、華やかに
熱い心を目覚めさせ、出逢いと別れを産んでゆく
変わりゆく季節も、流れゆく一生も
切れることなく繰り返される
秋色のように変化しながら
学びゆく命にありがとう