大河ドラマ『おんな城主直虎』ご覧になられている方っておられますか?華々しく注目を
集めた『真田丸』に続き、今年スタートした大河ですが、初回視聴率は16.9%で『真田丸』
の初回19.9%には及ばなかったものの、『花燃ゆ』初回16.7%は上回っており、まずまずの
出足だったそうですが…どうもその後は低迷しているとか。
『真田丸』は役者さんが好きではなくて殆ど見ることのなかった私ですが、何故か今回の
『おんな城主直虎』にはハマってしまって、これまで大河にハマれなかった私だからこそ、
何かが違うに違いないと調べてみたんですよ。すると、驚く事が判明したのです。いや、
もしかしたら知らなかったのは私だけかもしれませんが・・・
今回のこの物語の脚本を担当する森下さんはなんと『世界の中心で、愛をさけぶ』『JIN-仁』、
『天皇の料理番』などを手掛けた、ヒットメーカーとして知られる凄腕の脚本家さん!!
殆どの方がご存知と思われる『世界の中心で、愛をさけぶ』では、第42回ザテレビジョン
ドラマアカデミー賞 脚本賞受賞。これまた大ヒットした『JIN-仁』は、第63回ザテレビ
ジョンドラマアカデミー賞 脚本賞、『天皇の料理番』は、第85回ザテレビジョンドラマ
アカデミー賞 脚本賞受賞。朝ドラでは12年ぶりに高視聴率を叩き出した『ごちそうさん』
…これも、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られるという第32回向田邦子賞を
受賞しているという…実は、物凄い脚本家の存在があったのです。
『天皇の料理番』こそ、他の番組と重なって見てはいませんでしたが、他はどれも私がハマっ
ていたものです。
直虎は、現在の静岡県浜松を本拠とした22代当主・井伊直盛の“娘”とされますが、資料の
上では空白部分の多い人物で、その“空白”が、今作の放送開始直前に思わぬ展開を呼んだ
のも記憶に新しいところです。直虎を男子とする記述が見つかったという話ですが、私は
和尚の伝記を信じます。
視聴率の低迷は女性を主人公にしているからだとか…「女大河」は失敗するとも言われて
いるようですが、本当にそうなのでしょうか。登場人物の個性も好きですし、直虎を囲む
人々も含めて毎回楽しみに見させて頂いております。柴咲コウさん演じる直虎は勿論のこと
南渓和尚、小野但馬守政次、龍雲丸、瀬戸方久と素晴らしい布陣です。
歴史に忠実に描かれているかなんて、”空白”が多いのであれば無関係。むしろ尚更、脚本家
の本領が発揮できるはずです。視聴率なんて気にしないで、良い物作っていってくださいね。
家内はネタバレで色々カンニングしたり調べながら見ているようですが、私は、純粋に
ドラマとして楽しみにしています。応援していますよ!!