『蛋白加水分解物』ご存知ですか?ちょっと気になって先日調べてみたのですが、wikipedia
によるとタンパク加水分解物は、コクやうまみをもたらす目的で加工食品に使われている
アミノ酸混合物の事で、従来のうま味調味料だけでは作れなかったコクや自然なうまみを
作ることができるため、1970年代後半以降、日本の加工食品において欠かせない物となって
いるそうです。
食品衛生法では食品添加物に指定されていませんが、JAS法では、表記が義務づけられて
いるとの事ですが…。そんな『タンパク加水分解物』の製造方法には次のようなものが
あるらしいのです。
1. 塩酸分解法 動物・植物由来のタンパク質を塩酸を使って加水分解する方法。
2. 酵素分解法 タンパク質をプロテアーゼなどの酵素で分解する方法。
3. 熱水抽出法 タンパク質を熱水で煮る方法。
塩酸分解法を使った場合、現在発癌性物質と疑われているクロロプロパノール類(3-モノ
クロロプロパン-1,2-ジオール(3-MCPD)、1,3-ジクロロプロパノール(1,3-DCP) など)が
少量生成される場合があることが知られているそうです。そのため、酵素分解法による
製造法が徐々に増えているらしいのですが、コスト等の理由により塩酸分解法が今でも
主流という話・・・。
恥ずかしながら、全然知らない話でした。未だに納得できないのが、何故、こんな物が
食品添加物に指定されていないのかという事。せめて主流と言われる塩酸分解法による物
だけでも指定して欲しい物です。『無添加』と表記の物を選んで買っても、こんな事が
隠されていたのでは、安心・安全はどうなってしまうのでしょうか…-
本当に無添加の物を探すのは大変な事…デトックスにも限界がありますからねぇ…