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ミシュラン、三ツ星が自殺者を生むとは・・・

2017-4-25 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

先日、『ノンフィクションw』という番組を見ました。良い音楽が流れていると思ったら、

あの坂本龍一さんが音楽を担当していました!

 

さて、今回初めて見る番組の中身は、フランス料理界の巨匠ドミニク・ブシェさん。1974年

あのジョエル・ロブション氏に見いだされ、1981年には「トゥール・ダルジャン」の総料理長

となって東京店をオープンさせた超エリートの料理人です。

 

そんなドミニクさんは、日本人の料理に対する姿勢や日本の食材が大好きということで、

世界中のオファーの中から日本を選んで出店されたのです。その背景には30年に及ぶ親交と

東日本大震災がありました。

 

日本に根を張る覚悟で、日本人スタッフと理想のレストラン作りに挑戦。伝統的フレンチに

新解釈を加えた料理、“友人を家に招くような”サービス、そして、フランスのエスプリの

効いた雰囲気を目指すというのです。

 

パリ8区に店を構えるドミニクさんは、シェフ自ら客をもてなすことが大切ということで、

パリと東京を行き来する日々。多忙を極める中、『日本で作る人生の一皿』新しい“スペ

シャリテ”を生み出すことを決意し、その素材に選んだのは日本産の魚介です。信頼して

採用した29歳の厨房チーフらと試行錯誤を重ねていきます。

 

ドミニクさんが「星を目指さない」と明言するようになった背景には、フランス料理界の

ある悲しい事件がありました。三つ星を取っていた友人の店が格下げになった時、その友人

シェフは自殺してしまったというのです。ドミニクさん曰く、星が減るということは、

料理の価値が下がってしまったように見えてしまうのが良くないと。

 

今まで星の数は目安であって、1つだって取るのが大変なのに、料理人から見れば、星の数が

自分の料理を否定されてしまうかのように受け止めるのかと、衝撃の話でした。ミシュラン

ガイドが参入して7年の日本。星は客を惹きつける要素となっていますが、料理人にとっては

翻弄されるほどに心に影響を受けてしまうのかと。。。

 

ドミニクさんは星を基準にしない“本物のフレンチレストラン”を目指しています。ある意味

それはミシュランへの挑戦の様にも見えました。スペシャリデについてインタビューされると、

『決めるのはお客さんですよ』と答えていました。何ともドミニクさんの人柄を感じさせて

もらえて、あれだけトップを走ってきたにもかかわらず、1から組み立てようとする姿勢に

思わず応援したい気持ちになりました。

 

…とは言うものの、よく分からないものの…きっと銀座店ともなれば、私が行けるような

お値段では食べられないのだろうなぁと予測もできるので…とりあえず気持ちだけ…お店は

銀座にあって『ドミニク・ブシェ トーキョー』という名前です。御昼がかけそば260円の

私には、ちょっと遠すぎますよね(^^;)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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