映画『ちはやぶる』上の句、下の句の2編、一気に見させて頂きました!元々は、競技
かるたを題材とした少女漫画で、娘が愛読していた事で、私も知ることになり、どんな
物かと今回は実写の映画で知ることになったわけです。
第40回日本アカデミー賞では、売れっ子の広瀬すずさんが優秀主演女優賞を獲得して
いますが、個性的な登場人物が織り成すドラマと躍動感のある競技かるたの描写で
楽しく見ることができました。
単行本の発行部数は、2014年12月現在で累計1,200万部を突破しているらしいですよ。
少年漫画に通ずる「熱さ」を有する作風から「熱血スポーツ漫画」と評されるそう
ですが、同時に恋愛や友情、離別や再会といった青春ストーリーも描かれていました。
大人でも映画としては充分成立していましたし、話の中で使われる百人一首から抜き
出される短歌の言い回しや解釈、込められた思いなど、日本人の心にはピッタリの中身
だった気がします。
上の句では、競技かるた関東大会編、下の句は、全国大会編。現在は、ここまでが
映画化されていますので、今度作られる次回作(今年の春に撮影が始まるとの事で
したが…)は、クイーンズ戦なのでしょうか。
対戦が終わると死んだように倒れ込んで寝てしまう主人公や、百人一首に惚れ込んで
タイムスリップしている呉服屋の女の子、学力優秀で部活をする気のなかった机君他
面白いキャスティングもさることながら、競技かるたでは、札が飛んで行って壁などに
突き刺さるシーンなど迫力もあり、是非お勧めの映画でした。