4月2日放送の未来アイズ『MRT株式会社』の回、ご覧になられましたか?通勤電車の中で、
ふと気がつくと周りの人の殆どがスマホを操作している…そんな世の中になっていますが、
今回は、そんなスマホが人の健康を守ってくれる…そんなお話でした。
高齢化が進み、医療ニーズが増え続ける一方で医師の数が慢性的に不足しているという
医師の需要と供給の不均衡が続く昨今。在宅診療患者数は、およそ70万人いると言われて
いるそうです。医師たちの「医療を想い、社会に貢献する。」を企業理念とし、実現する
べく立ち上がった、MRT株式会社 代表取締役社長 馬場さん。馬場さんは、自身が医療に
命を救われた経験を持ったことで、医療に貢献しようと会社を立ち上げだそうです。
国内初の遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」を株式会社オプティムと共に
提供している馬場さん。ポケットドクターは、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル
機器などを活用して、医療を必要としている人々と遠隔地にいる医療の専門家をつなぐサー
ビス。
スマートフォンのカメラを利用して相談者の顔色や患部の状況確認、ウェアラブル機器で
収集されたバイタルデータの確認により、より具体的なアドバイスや診療が行えるものに
なっています。
利用にはインターネット接続可能なスマートフォンもしくはタブレットに専用アプリの
インストールが必要ですが、たったそれだけで医療を受ける事が出来なかった遠隔地の
人でも直接医師とのやりとりが出来るようになるのですから、画期的な事です。そんな
アプリだからこそ『ヘルスケアビジネスコンテスト2016年』のグランプリに輝いています。
被災した地域では、避難生活が長期化することで被災者の健康状態の悪化が懸念されてい
ますが、そんな問題解決の一助となることも充分期待されます。診療から会計、薬の配送
まで、全てをカバーしようとしている遠隔診療アプリ。
新しくポケット栄養士のアイデアも出てきているらしく、医師たちの「一人でも多くの
患者を救いたい」という想いや、常に医師がそばにいる安心感を届けたいと挑戦を続ける
馬場さん、素敵な方でした。