ティータイム

自分の街を無償で守る素敵さ

2016-11-8 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

10月29日、11月5日放送の2回にわたって放送された『一滴の向こう側』…

〔熊本は俺が守ったる〕ご覧になられましたか?

まだ記憶に浅い今年の4月。熊本を襲った未曾有の災害、熊本地震。マグニチュード

7.3の本震を含んだ、震度1以上を観測した地震の数は4000回を超え、建物の被害は

17万棟以上。地震発生から半年。復旧が中々進まない中、壊れた屋根の上を歩き回る男、

それが今回の主人公でした。

 

熊本地震から半年たった10月。主人公の遠山さんは塗装業の傍ら、壊れた屋根を

簡易的に修復するために屋根の上に登り、無償でブルーシートをかけていました。

地震の後に来る恐怖…それは、雨漏りで夜も眠られない事。自分に何か出来る事は

ないか?そんな思いの中から出てきたのが『熊本は俺が守ったる!』という熱い

思いでした。

 

そんな彼のところには、今も、様々な依頼が舞い込んできます。震災後も揺れ続ける

余震。そして、誰を頼ったら良いのかわからない人達が、自然に遠山さんを頼るように

なっているのです。そんな人達の為に、彼は惜しみなく駆けつけ、それもまた無償で

快く対応していくのです。なんと素敵な人なのでしょうか。塗装業の仕事は、滞る。

それでも彼は、皆の為に何かをせずにはいられないのです。

 

一昨年亡くなった、父・典紀さんは『見た目は汚いかもしれないが、心は錦』と、

雨漏りで困る人がいると、今の遠山さんと同じように無償でプルーシートを被せて

回ったそうです。そんな父親の葬儀には大勢の弔問客が訪れ、生前の父親が

どれだけの人に評価されていたかを知り、主人公に引き継がれたのでしょう。

 

そんな番組の後編…

震災は、子供たちの心奥深くに深い傷跡を残し、子供たちの絵から色を奪っていました。

『幼稚園に、子供たちの心に、“色”を取り戻したい』

そんな思いからの新たな動きも扱われていました。

 

自身の生活さえ厳しい中、困っている人を助けたい、自分の街は自分たちの手で

守ろうとしなければダメだ、そう語る遠山さんの素敵さに、ひたすら感動の1時間

でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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