今日は統計の日です。1973(昭和48)年7月3日の閣議で決定され、国民に統計の
重要性を知ってもらうための記念日として制定されました。1879(明治12)年
9月24日(新暦10月18日)、府県物産表に関する太政官布告が公布された事に基づいて
いるようです。
統計と言えば、勝手に送り付けておきながら、いつまでに提出しろだの、催促の
電話がかかって来たり、葉書が送られて来たりと、国の統計調査には少し傲慢な
印象を持つのは私だけでしょうか。特にこんな文言が嫌な部分です。
『…提出の拒否又は虚偽の報告…罰則規定(統計法第61条)が明文化されている…』
会社の決算期ともなれば、正直確定数字を追いかけている真っ最中だと言うのに、
そんな時に限って決算数字を記入する調査がやって来て邪魔をされる事もしばしば…。
曖昧な数字で良ければ、10分も掛からないとは思うのですが、その10分があったなら、
仕事を進めるか、その分早く帰宅してゆっくりしたいとも思ってしまうのです。
統計学は、経験的に得られたバラツキのあるデータから、応用数学の手法を用いて
数値上の性質や規則性あるいは不規則性を見いだしていくものです。統計的手法は、
実験計画、データの要約や解釈を行う上での根拠を提供する学問であり、幅広い
分野で応用されている事はご存知の通りです。
一度信頼できる統計データが取れさえすれば統計学的分析は数学的に行えますが、
信頼できる統計データの収集はとても難しいものです。実際、統計を取る人の
主義主張によって統計値が大きく異なる事も多々あり、レーガン政権がアメリカに
ホームレスが30万人しかいないと主張した時は、活動家達はその10倍の300万人
いると主張していたと言います。
統計に協力した対象者、エリア、時間、質問方法から、件数etc.…統計データを
見る時には、その情報がどの様にして得られたものかも、充分に分かった上で
見なければ騙されかねないので注意が必要です。背景の見えないデータがあれば、
自分でも少し調べてみるくらいの癖を付けておかないと、これからの世の中は
侮れないかな…と。そうでないのならば、うのみしてしまうのではなくて、ある
程度聞き流すぐらいのゆとりがあった方が良いのかもしれませんね。
ちなみにこんな統計は、どう思われますか??
神を信じる人の割合…日本約35%、アメリカ約95%
占いを信じる人の割合…気にする人約50%、信じる人約23%
統計から産まれた血液型占いの『血液型』に関する統計では…日本の場合、
A型38%、O型31%なのに対し、ペルーやブラジルはO型の人が100%なんだとか…
えっ? まじ? って、思ったその後・・・どうされます?