『ジョー・ブラックをよろしく』は、1998年に公開されたアメリカ映画で主演は主演はブラッド・ピットと私の大好きな俳優さんでアンソニー・ホプキンス。
ネタバレになりますがストーリーはこんな感じ・・・
大企業の社長である通称ビルは、ニューヨークの誰もが知る大富豪の老紳士。ところが、65歳の誕生日を間近に控えたビルは、「イエス」と呼びかけてくる幻聴に悩まされていた。ビルはスーザンが恋人ドリューに燃えるような愛情を抱いていないことに気がついていた。愛情を持たぬまま結婚することに不満を持つビルは、自分と妻との恋愛のような稲妻みたいな恋があること、そのような恋がなければ人生に意味などないとスーザンに伝える。そのままヘリがニューヨークに着くと、先ほどスーザンに伝えた言葉が幻聴として聞こえて不思議に思う。
ビルの教えを聞いたスーザンは、職場の病院に向かう前に、近くのコーヒーショップに立ち寄る。すると電話越しに相手を励ます声が聞こえ、その青年の会話を微笑ましく聞く。青年は田舎らから引っ越してきたばかりで、電話の相手は失恋したばかりの妹だった。恋愛は永遠じゃないという励ましの言葉にスーザンは共感し、そこから二人はすぐに打ち解け合う。別れを先延ばしにするために、青年はもう一杯コーヒーをスーザンに勧め彼女は了承する。スーザンは青年の名前も知らないままだったが、二人は互いに意識するようになる。しかし二人は次に会う約束をできずに別れてしまい、青年はその先の交差点で車に跳ね飛ばされてしまう。
その夜、誕生パーティーの打ち合わせのために、ビルは家族と食卓を囲んでいた。悩み事でうわの空のビルは、再び幻聴を聞き、玄関先に来ていると告げられる。玄関へと向かうと、ビルの前に青年の肉体に憑依した死神がいた。たびたび聞こえていた幻聴は死神の声であった。死神が乗り移った青年は、ビルに死期がきたと告げる。しかし死神は人間界に興味を持ちはじめていたため、ビルの死期を先延ばしする代わりに人間界の案内を要求する。その契約を了承したビルは、会食に集まった人々に青年(死神)をジョー・ブラックと紹介する。
突然現れたジョーを、アリソンと夫クインスは彼を好意的に受け入れる。遅れて現れたスーザンは、恋し始めていた青年が目の前にいることに驚くも、朝方とは一変してよそよそしい様子に落胆する。またビルの右腕であるドリューは、恋人のスーザンとただならぬ関係にありビルと親しいジョーに対して不信感を抱く。ビルはジョーとスーザンが知り合いであることを察し、死神が青年の体に憑依していることを知って驚く。
人間界が初めてのジョーは、屋敷の中を歩き回り、キッチンに置いてあったピーナッツバターやクッキーを気に入る。さらに歩き続けていると、迷い込んだ最上階のプールでスーザンと二人きりで出会う。よそよそしい態度は訪れたばかりの街に慣れていなかったためと釈明したジョーは、友達になってほしいとお願いする。この提案を受け入れたスーザンは、すでに心を開きはじめていた。しかし、スーザンのことを心配したビルは、ジョーに家族に関わらないことを約束させる。
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とてもよく出来たストーリーで、その後の展開も面白く、感動のエンディングを迎えていくお薦めの映画です。何といってもアンソニー・ホプキンスの良さも余すところなく出ていて大満足の3時間でした。
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