カンブリア宮殿2022年8月11日 放送の「大復活の"どん底"メーカー 熱烈ファンを作る極意」の回、ご覧になられた方は居られますか?
「よなよなエール」「インドの青鬼」「水曜日のネコ」…。ユニークなネーミングと個性的な味で人気のクラフトビールメーカー「ヤッホーブルーイング」。大手が作るビールとは異なる、個性的な香りと味で人気とのこと。その味の虜になる客が多いそうですが、ヤッホーという会社自体の“熱烈ファン”になる人が多いのも特徴だそうです。
実は “熱烈ファン”を作ることによって、19年連続で増収という結果を残しています。社員たちが手作りで定期的にファンイベントを開催。また、SNSの投稿に丁寧に対応するなど、地道な努力でファンを拡大。イベントの参加者数が増えるのに比例して、売り上げも増えていったのです。ただのビールメーカーではない、エンターテインメント会社を目指すという、ヤッホーの“オンリーワン戦略”がそこにはありました。
1994年の酒税法改正により巻き起こった地ビールブーム。その追い風に乗ってヤッホーブルーイングは誕生しました。創業したのは「星野リゾート」を率いる星野佳路。当時、長野県の広告代理店で星野リゾートを担当していた井手さんは、星野に誘われて入社しました。しかし、創業から5年ほどで地ビールブームは終焉。倒産寸前まで追い詰められてしまいます。
苦悩する井手さんの目に留まったのは一通の手紙。送り主は「楽天」の創業者、三木谷浩史さん。「一緒にインターネットで世界を目指しましょう」。井手さんはその言葉に賭け、当時まだ珍しかったネット通販に尽力。ユニークな企画を連発して売り上げを伸ばしていったのです。
村上龍さんの編集後記では、こんな事が書かれていました。
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プレモルしか飲まないと私が言うと、少しでいいですから飲んでくださいと井手さんは言った。商品に自信があり、謙虚な人だという印象を持った。ヤッホーブルーイング、成功したら、次にはひどい失敗が、という感じだった。でも辞めなかった。人差し指でしかキーボードを打てないのに、PCで商品の紹介文を書き、1メートルの長さになって、それが売れた。そういうことの繰り返しで、結果的に日本一のクラフトビールになった。プレモル以外のビール、飲んでみようと思っている。
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私も通風でなければ、色々と飲んでみたいものですが・・・
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