ご無沙汰しております。…っていうか、ブログの更新がなくても安定したアクセスが得られるようになっているので、仕事にかまけて、ついつい怠けてしまっております事ご了承ください。
この間、年末年始が入って休み中は初詣以外、出かけることなくドラマや映画、お笑い番組とテレビ三昧の日々を送っており、そんなwowow映画三昧の中から3作(実話を元に作られた作品とアニメーション映画になります)を今回はご紹介させて頂きたいと思います。
まず最初は・・・
【こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち】
全身の筋力が徐々に衰えていく進行性筋ジストロフィーという難病を抱え、北海道札幌市に在住していた男性を取材したノンフィクション作品です。1人では体を動かせないうえ、痰の吸引を24時間必要とする主人公が選んだ自立生活と、それを24時間体制で支えるボランティアたちの交流が描かれています。
書籍のタイトルは、夜中にいきなり「バナナが食べたい」と言い出した主人公に対して、ボランティアの一人が心に浮かべた感想から取られたもの。主人公の自由奔放な性格の象徴として紹介されるエピソードであると同時に、障害者と介助者との対等な関係がいかに構築されるべきかという、ノーマライゼーションの本質を問うタイトルとなっているとのこと。
第35回大宅壮一ノンフィクション賞、第25回講談社ノンフィクション賞をそれぞれ受賞していますが、なかなか楽しく見させて頂き、また思い込みだった接し方を、改めて考えさせられる映画でした。
公式サイト
https://bananakayo.jp/
2つ目は、
アニメ映画【心が叫びたがってるんだ】
主人公の少女は小学生の頃、憧れていた山の上のお城(ラブホテル)から、父親と見知らぬ女性(浮気相手)が車で出てくるところを目撃。少女は二人が「お城から出てくる王子様とお姫様」だと思い込み、それを母親に話してしまい、両親の離婚を招いてしまう。家を去る父親から「全部お前のせいじゃないか」と言われ、ショックを受けた少女は夕景の坂道(階段)でうずくまって泣いていると、何故か玉子の妖精が現われ、「お喋りが招く苦難を避けるため」という理由で、少女の「お喋り」を「封印」してしまいます。
物語は声を失った少女が、クラスメイトから「歌なら呪いも関係ないかもしれない」と話されたことで気持ちを伝える糸口を見出し、やがてクラスメイトの「(自分が)傷ついていいから、おまえの本当の言葉、もっと聞きたいんだ」と話しかけられることで、傷つきながらも良い方向に向かっていけます。なかなか感動の作品でした。
公式サイトはこちら・・・
https://www.kokosake.jp/
何故か、実写映画も制作されたようです・・・それが、こちら
https://kokosake-movie.jp/
さてさて、最後の3作目は…
【僕と妻の1778の物語】
これもまた実話を元にした作品です。SF作家の主人公は大好きなSFの執筆に空想を膨らませ、妻と仲睦まじく過ごしていました。ある日、節子は腹痛に襲われ妊娠かと思われましたが、朔太郎は実際は大腸がんに侵され余命1年であることを告げられてしまいます。妻の力になろうとするが空回りしてしまう朔太郎。しかし朔太郎は「笑うと免疫力が上がることがある」という医師の言葉から、毎日1編ずつ妻のために短編小説を書くことを決意していきます。
病院でも取りつかれたように小説を書く主人公に、次第に周りの人が引き込まれていく不思議な映画でした。勿論、とても感動しました。
映画は、全国315スクリーンで公開されましたが、初日2日間で興収1億5,969万5,200円、動員は12万1,783人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となったものです。都内で行われた特別上映会には皇后陛下が御臨席され、注目を集めたそうです。
公式サイトはないので、こちらで・・・
https://movies.yahoo.co.jp/movie/336896/
新年が始まって、早くも1月後半に差し掛かっていますが、2月はうるう年で一日多く、新しい天皇誕生日もある事ですから、お時間のある時に是非ご覧ください。
こんな適当な展開ですが、今年も宜しくお願いします。
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