ティータイム

言葉の壁を乗り越えて、究極の自給自足に近づくコメ好きアメリカ人

2019-2-7 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

ワタシが日本に住む理由【岡山県の里山で理想のコメを追求するアメリカ人】の回、ご覧になられましたか?

 

今回の主人公は、アメリカ・オハイオ州出身のデービッド・ディロングさん。元々日本には、それほど興味が無かったものの、敢えて困難なことに挑戦したい性分から、大学時代に交換留学生として初来日。その後、帰国すると留学に来ていた日本人の奥様と出会い、アメリカで新婚生活を始めることになります。見事に奥様のハートを射とめたディロングさんでしたが、奥様がオハイオでの生活に馴染めず、愛妻の為に日本で暮らすことを決意していきます。

 

ところが、物事は簡単には行かないもので、奥様の為に日本に来たものの、今度はディロングさん自身が言葉の壁に苦しむことになります。困難なことにチャレンジしたがりということもあって、簡単には投げ出さず、奥様のお父さんの紹介で、なんとか東京で7年間サラリーマン生活を頑張っていきます。辛さのあまりに涙を流す事もあったそうですが、やがて田舎暮らしに憧れ、千葉からはるばる、美味しいお米を作る為に岡山県鏡野町へ移住。

 

探し求めた理想の田んぼ付き物件での生活は、とても充実したもので、日本人ですらなかなかできない、ほぼ自給自足の生活。米・麹・味噌から味醂と言った調味料、食べ物をよそる素敵な器は勿論、驚いたのは鉄まで溶鉱炉で溶かして作ってしまう拘り職人。子供と山奥に入っていくかと思いきや、なんと山まで買っていて、獣道を切り開いて椎茸の栽培まで手掛けていました。チャレンジ精神は留まるところを知らず、次にやろうとしているのは漆なんだとか…全く驚かされるばかりで、頭は下がりっぱなしです。

 

それほど日本のことが好きではなかったディロングさんが、オハイオのコメより日本のコメの方が遥かに美味しいと日本の米を絶賛し、ほぼ自給自足にまでなってしまう日本の魅力。当たり前と感じている私達には見えなくなってしまったものが沢山見え、その良さに気づけるのって、ある意味羨ましくもあります。また、言葉の壁を乗り越えた奥様への深い愛情も、とても素敵なものでした。

 

以前にも何度かこの番組をご紹介させていただいておりますが、ご存知ない方は是非1度騙されたと思って見てみてください。日本人として暮らせていることの有り難さや、当たり前と感じていた事への感謝の気持ち・・・もっと見えてくるかもしれません。番組では毎回、日本にはまってしまった外国人に、大切な1文字を選んでもらい、最後には「日本人に対して物申したいこと」なども聞いていきます。ディロングさんの1文字は「麹」だっかなぁ…。

 

地域に溶け込む秘訣としては、遠慮せず、自分の思いをしっかりと伝える事。そうすれば自然と繋がりが生まれる・・・そんな日本人には苦手な部分も教えて頂けた気がします。日本人にすら実現は困難と思える自給自足の生活、今回も教えられる事ばかりでした…。ちなみにこの「ワタシが日本に住む理由」は、BSテレ東で毎週月曜日の21時から約1時間の枠で放送されています。忙しい方は、私の様に録画して、週末ゆっくり見られる時間帯でご覧ください。ストレス社会で頑張っている方も、きっと温かく優しい気持ちになれると思いますよ?
 

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