4月5日放送のカンブリア宮殿『目の健康を売る!苦境メガネチェーン華麗なる復活劇』の回、ご覧になれましたか?
2,000年代以降、JINSやZoffなどによって、メガネの低価格化の波が押し寄せ「数は売れても利益は出ない」という状況に苦しんできたメガネ業界。そんな業界にあって「メガネを売る」より「目の健康を売る」という独自路線で、8年連続赤字という危機から復活を遂げた「メガネスーパー」が今回の主役。
低価格をうたうチェーン店が増えるメガネ業界の中で、一式平均価格35,000円という高値を維持しているメガネスーパー。店内を覗いてみると…平日の昼にも関わらず、40代以上の中高年が連日のように詰めかけています。その理由こそ、社長が独自に構築した「トータルアイ検査」にありました。
メガネスーパーでは、眼科医が使っている検査機械を導入し、お客の目の詳細なデータを把握。目にかかる負担を軽減させるメガネを提案しているのです。しかも、この検査を受けた客の多くが、目や体の疲れを感じなくなったと答えるとか。「夜間視力検査」「両眼視検査」「眼年齢検査」など、40にも及ぶ独自の検査を設けることで、飽和状態にあったメガネ市場に新しいマーケットを生み出していたのです。
更にこのメガネスーパー、身体を動かすのが大変だったり、遠くて来店できない人の為に、2年前に専門のチームを作り「眼鏡の出張訪問サービス」を行うようになったとのこと。依頼先の老人ホームなどの談話室に、メガネや補聴器など150種類の商品を持ち込み、スタッフが出張訪問。店にある機材も持ち込み、得意の手厚い「アイケア検査」を行っています。客の目の健康のためなら、たとえ依頼者が1人であっても受け付ける出張訪問サービス。高齢化社会にあるこれからに欠かせない存在となっていくのでしょうね。
いつもの村上龍の編集後記では、こんな事が書かれていました。
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星﨑さんは「鬼の経営」とか「剛腕」と評されることが多い。だが、企業再建に限らず、「力ずく」で、できることなどない。必要なのは、緻密な戦略と、辛抱強いコミュニケーション、その二つに尽きる。有名商社を含め経歴は華麗だが、地道な努力の継続だけが結果を生むと熟知している。今でも自転車でチラシを配布していて、「コツがある」と、うれしそうだった。心底、好きなのだと思う。チラシ配りだけではなく、必要だと思うことを淡々とやるのが好きなのだ。そういう人だけが、会社の強みを発見し、可能性を、現実化する。
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ポスティングを社長自らが行うなんて、なかなか見られる光景じゃありませんよ。
徹底的なアイケア…トコトンまでの目の検査がたった1,080円で受けられるというのですから、それだけでも一度受けてみる価値ありといった感じですね。
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