1月17日放送のガイアの夜明け、『“世にない商品”を生み出す新手法』ご覧になられ
ましたか?
不特定多数の個人から資金を集めるクラウドファンディングとしては、以前、同じ
テレビ東京の『カンブリア宮殿』で、昨年放送されたReadyforが記憶に新しいところ
ですが、今回は後発のマクアケ。
このクラウドファンディングが注目を集めているのは、地域の金融機関と連携をした
仕組みをつくったこと。金融機関は融資を希望している企業をマクアケに紹介、マク
アケはその企業と面談、調査し、そのプロジェクトに可能性があれば、クラウドファン
ディングを実施し、投資家の様子を伺う。金融機関はその結果を見て、事業としての
可能性があるのかどうか判断し融資をするというもの。
もう一つ…マッチングシステムとしては、これも以前ガイアの夜明けで放送された
『あなただけの縫製工場「nutte -ヌッテ-」』という会社が取り上げられていましたが
今回はマッチングネットワークサービスの『リンカーズ』という会社。
同社が選んだ地方の優秀な中小企業を集結させ、大企業との橋渡しをする新たな
仕組みを作ったのです。新しい点は各地域の中小企業の経営支援に携わり、長年に
わたり信頼を築いている各地の産業支援機関や専門家の人材に目を付けたこと。
彼らを介してパートナーとなる優秀な中小企業を発掘していく仕組みなのです。
そんな、リンカーズが取り組んでいた1例が、カルビーとの製品開発。アンテナ
ショップ“カルビープラス”専用の機器をつくるというのが今回の課題。脱線して
しまいますが、このカルビープラスはその場でジャガイモを処理し、揚げたての
ポテトチップスにオリジナルソースをかけて食べさせてくれるようで、ちょっと
興味津々・・・。
店舗でポテトチップスを製造するには、じゃがいもを一定の厚さにスライスする
機械が必要となるのですが、現在は手作業で行っている為、作業する人が手を痛め、
スピードも出せないので、お客様を待たせてしまっているという状態。手作業では
どうしても効率が落ちるので待てずに帰ってしまうお客や販売ロスにもつながって
いたのですが、このマッチングシステムで見事に解消。
小さくても技術の高い会社や職人が沢山埋もれている日本だけに、これからもこうした
仲介業…色々な形で活躍の場がありそうです。ちなみに弊社は『研究者と企業をつなぎ、
産学連携を陰で支える』を目指している会社です。できることがあれば、なんでも
ご相談いただければと思っております。今後とも宜しくお願いします。