昨日の夜、サッカーのクラブワールドカップ決勝が横浜市で行われました。開催国代表の
鹿島アントラーズが、ヨーロッパ代表のスター軍団レアルマドリードとの対戦という事で、
まさかはないだろうと思いながらも、まさかを期待して私もテレビを見てしまいました。
クラブワールドカップは、各大陸のチャンピオンに開催国代表で争われ、今年はJ1王者の
アントラーズを加えた7チームが、トーナメント方式でクラブチームの世界一を争います。
前半9分に先制されたものの、アントラーズは、44分に柴崎岳選手の素晴らしいゴールで
追いつき、1対1で前半を折り返しました。こんな展開は予想していなかったので、
見ているこちらもテンションが上がって来ます。するとアントラーズは後半7分に、
なんと柴崎選手のミドルシュートで勝ち越し。『もしかして、勝てるんじゃないの?』
そんな思いで、こちらも大興奮でした。ところが・・・
残念ながら15分にファールからペナルティーキックを与えてしまい、レアルマドリードの
エース、クリスチアーノロナウド選手に決められて追いつかれ延長戦に入りました。あの時、
ファールを与えていなければ…とタラレバその1。
また、後半45分には、DFセルヒオ・ラモスが、カウンターに出ようとしたFW金崎が反転
したところをファウルで引き倒しました。するとシカズ主審はカードをしまっている胸
ポケットに手を上げて、イエローカードを出そうと…。 セルヒオ・ラモスはこの試合で
一枚イエローカードを受けていために、この瞬間2枚目のイエローカードが出て退場かと
思われましたが、なぜか主審はカードを出さずに踏みとどまりました。
『なんでだよ』と誰もが思ったのではないでしょうか。レフェリーの謎めいた挙動と
疑惑のジャッジに対して不穏な空気も漂いましたが、結局はセルヒオ・ラモスはおとがめ
なしに終わりました。 あの時、イエローカードが出され、相手のキャプテンでもある
ラモス選手が退場扱いになっていたらと、タラレバその2…。
延長戦では、クリスチアーノロナウド選手に立て続けに2点を奪われて2対4で敗れ、
アジア勢初の優勝は残念ながらなりませんでした。
FIFAクラブワールドカップ決勝、レアル・マドリード対鹿島アントラーズは延長戦まで
もつれ込む、歴史に残る激戦となり、アントラーズは世界のスター軍団を相手に守備陣が
奮闘し、互角の戦いを見せましたが、最後はさすがのロナウドと言った感じでした。
試合では、勝ち越しとなるゴールを決めるなど世界の強豪を相手に2得点の活躍を見せた
鹿島アントラーズの柴崎選手は、「勝てずに悔しい。相手は延長戦に入ってもクオリティーを
維持していたが、自分たちはそこが落ちてしまった。ただ、いい大会にできたと思うし、
また、この大会で優勝できるように頑張りたい」と話していたそうです。
『あうんの呼吸』で闘うクラブワールドカップだけに、日本のチーム力が活かせたのかも
しれませんね。タラレバなんて、言ってはいけないと思いつつも、スポーツマンでない私は、
つい言いたくなってしまって…。
鹿島アントラーズの皆さん、楽しくワクワクした時間をありがとうございました。
久々に大興奮の良い試合でした!!