『ささいなことだけれど』
目があって良かった
おかげで貴方を見ることができる
耳があって良かった
おかげで美しい鳥のさえずりが聞ける
口があって良かった
おかげで喜びを声で伝えられる
手があって良かった
おかげで手を繋ぐことができる
足があって良かった
おかげで何処へでも行ける
痛みや悲しみ、苦しみだって
きっとより大きな喜びや
幸せを感じるためにあるんだね
ささいだけど
何不自由ない身体と
感じられる心があって良かった
だけど世の中には
弱い生き物や不自由な人・・・
助けを求めている命が沢山ある・・・
だから・・・
ささいな力でも、
自分の満足だけに終わらせず、
周りに活かすことも忘れたくないね
ささいな力でも、
集まれば大きな力になる事を、
私達は知っているから・・・
詩集「道しるべ」より