続けてのテレビネタになりますが、今日は先日5月14日の土曜日に放送された
『クロスロード』という番組のお話をば。今回の主役は、シミ抜きの世界で
カリスマと呼ばれる横倉靖幸さん42歳のお話。年間のシミ抜き実績5,000点を
こえ、他のプロが落とせないシミを見事に落としてしまうという、シミ抜きの
スペシャリスト。テレビをご覧になった方は、その手際の良さと、仕上がりの
素晴らしさに驚かれたはずです。
茨城県城里町の県道沿いにある横倉さんのお店「クリーンショップヨコクラ」
には、全国からシミ抜きの依頼品が送られてきて、入り口には荷物が絶えない
ご様子。黄ばみ、食べこぼし、色移りなど、シミの原因と生地の素材を分析し、
生地を傷めないシミ抜き剤を使って、着られなくなった衣類を見事に蘇らせる。
そればかりか、色落ちや変色にも対応し、正に神業のクリーニング技術…いや
再生技術でした。
商社マンであったにもかかわらず、父親の要望でクリーニング屋さんの後継に
なりましたが、そんなお父さんを見返したいという気持ちから、着物のシミ抜き
において、業界で名の通った石塚保博さんというシミ抜き名人に弟子入りをします。
やがて、京技術染色会の認定修復師、特別講師に認定され、今では東京、神奈川、
埼玉、茨城、栃木などのクリーニング屋さん向けにシミ抜きなどの講習会や、
訪問指導も行っており、技術力の普及にも努めています。これまた素敵なお話です。
番組では、家庭でできる効果抜群のシミ抜き方法もご紹介いただき、目から
ウロコの30分でした。その作り方は…
●重曹・・・小さじ1
●衣類用の液体酸素系漂白剤・・・小さじ3
●食器用中性洗剤・・・3滴
たったこれだけを混ぜるだけで魔法水の完成です。作って3時間以内に使わないと
効果がなくなってしまうそうですが、泥やインクなどの汚れ以外なら魔法のように
落としてくれるとの事。今度シミが原因で衣類を捨てるような場面に遭遇したら、
是非試してみたいと思います。いや、何か探して、すぐにでも試したい感じです。
うーーーーん。こういう実験みたいなのって、やってみたくなりますよね。
さすがにワザとシミ作ったら家内に怒られるしなぁ…