今日4月26日は、良い風呂の日。「4(よい)2(ふ)6(ろ)」の語呂合わせですね。
良い風呂の日は、親子でお風呂に入って親子の対話を深めたり、家族同士の触れ
合いを促すことを目的にしているそうですが、なかなか難しいハードルです。
普通の家は、1人が入るのに精一杯の大きさしかありませんからね…。
そもそも大昔の入浴は湯につかるわけではなく、薬草などを入れた湯を沸かし、
その蒸気を浴堂内に取り込んだ蒸し風呂形式だったとか…それって、ハーブの
ミストサウナではないか!…と、ある意味凄い…。風呂は元来、蒸し風呂を
指す言葉と考えられていて、現在の浴槽に身体を浸からせるような構造物は、
湯屋・湯殿などといって区別されていたそうです。
浴槽にお湯を張り、そこに体を浸かるというスタイルがいつ頃発生したかは不明
のようで分からないとか。古くから桶に水を入れて体を洗う行水というスタイルと、
先程の蒸し風呂が融合してできたと考えられるのが主流のようですが…今一つ
納得いきません。
この融合型の入浴方法が一般化したのは江戸時代に入ってからと考えられ、まずは
戸棚風呂と呼ばれる下半身のみを浴槽に浸からせる風呂が登場したとの事。
慶長年間の終わり頃に、すえ風呂、または水(すい)風呂と呼ばれる全身を
浴槽に浸からせる風呂が登場したそうですが、温泉とは程遠い話…。
…とは言え、戦国時代に領主によって囲われていた隠し湯が存在していたとか…。
そう、信玄の隠し湯とか…。…と言うことは、それまで一部の環境に恵まれた
金持ちの中では温泉が当たり前だったのではないかと思ってしまう私。猿だって
温泉浸かっていたのだし…。
今では、秘湯や隠し湯という宣伝文句で人を引き寄せているように、部外者で
体験した人が黙っていられずに広がっていったとか…。勿論、勝手な思い込み
ですが…。
ところで、まもなくゴールデンウィークになりますが、旅行の目的地の条件として
『良い温泉がある事』なんてのをあげている人、少なくないですよね。
良い温泉、良い宿、良い食事…。あぁ、でも先立つものは時間とお金のゆとり、
それに旅する人同士の都合かぁ。我が家も子供が大きくなると、部活とか
バイトとか、友達と遊ぶ…とかで、日にちを調整するのも一苦労です。
そんなことを考えていると、なかなか自由になれない自由な国ですねぇ…。
ムヒカさんの言葉を思い出してしまいます…。欲深いのか…とほっ。