今日は、バウムクーヘンの日です。神戸のドイツ菓子製菓会社・ユーハイムが
2010年に制定しました。1919年のこの日、広島県で行われたドイツ展示会で、
ユーハイムを創業したドイツ人カール・ユーハイムが日本で初めてバウムクー
ヘンの製造販売を行ったのです。
中心にドーナツ状の穴があり、断面に樹木の年輪のような同心円状の模様が
浮き出たケーキなため、日本ではおめでたい贈答品のひとつとして慶事の
贈り物としても好まれ、結婚式や祝い事の引き出物として使われることも多い
ようです。
日本人にとっては大正・昭和初期から知られドイツを象徴するお菓子のひとつと
見られていますが、実際のドイツでは珍しい種類のお菓子で、日本ほど
一般的ではないそうです。菓子職人のシンボルとして意匠化されるなど
ドイツ菓子として認知はされつつも、伝統的な作成方法が非常に特殊で
専門装置や技能を要するため、一般的な菓子店では扱っていないことが多く、
入手しようと思えば専門店を探す必要があります。
バウムクーヘンの精密につくられた年輪の形状は作成した職人の技術の
高さを象徴するものなので、食べるときは有り難さを噛み締めながら頂きたい
ものですね。
神戸のユーハイム本店では明日3月5日(土)にマイスターと20人で力を
合わせてバウムクーヘンを焼くイベントを開催するようです。一人一人が
一層ずつ担当して、20層のバウムクーヘンを焼きあげるので、見応えも
ありますが、実はこの20人、参加費3,000円を払う事で、一般の人から
公募するものなので、参加体験できるんですよ。
ユーハイムの製菓マイスターと美味しいバウムクーヘンを焼き上げられる
なんて、できるものなら参加してみたいものです。試してみたい方は、今年の
応募締め切りは既に終わっているので、来年のチャレンジになりますでしょうか…。
そんな事を書いていると袋詰めのスーパーで販売されているカットバウムでも
良いから食べたくなってきます…この食い物への執着心…何とかしたいものです…