ティータイム

両備ホールディングス

2015-11-6 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

地方公共交通の救世主として、5年以上も前の2010年9月6日カンブリア宮殿で

放送された両備ホールディングス

小嶋社長の金言は、

      『社会に尽くすことが企業の存在価値』

・・・でしたが、この回、ご覧になられた方はいらっしゃいますか? まずは復習・・・

 

和歌山電鐵の貴志駅・・・営業距離わずか14キロの小さな駅に日本一有名な

駅長さんがいますが、それが猫の駅長たまちゃん。この日本一有名な“駅長さん”の

生みの親こそ、この小嶋社長です。

小嶋社長は2006年、赤字に苦しんでいたこの貴志川線の運行を南海電気鉄道から

引き継ぎ、和歌山電鐵を設立、社長に就任すると、おもちゃ電車やたま電車などの

奇抜なアイデアで観光客を誘うと共に、地域住民のために便数の増発などを行う

ことで、この瀕死の路線を見事に再生してみせました。

 

そして同じ年、広島に展開していた中国バスが破たんするや、今度はその経営を

引き継ぎ、わずか2年で黒字化に成功。“地方公共交通の救世主”の名を一躍全国に

轟かせたのです。

 

赤字路線を次々と買収しては、再生していく小嶋社長に感動せずにはいられませんでした。

番組の終わりで村上龍さんは、こんな風に語られていました。

 

『地方・地域の再生は大事業だ。だから、小嶋さんを生真面目な人物だと勝手に

想像していた。実際は、茶目っ気たっぷりで、軽やかな人だった。大事業を成し

遂げるには、優れた能力と強靱な意志に加えて、ユーモアを解する柔らかな心が

必要なのだろう。機知や機転は生真面目さからは生まれない。きっと津田永忠も、

柔らかな心の持ち主だったのではないだろうか。』

 

『強靭な意志、柔らかな心』

 

本来なら弱る交通難民の為に国が手をかけなければならない話ですが、交通機関だけ

でなく、地域まで再生させていました。本当にこんな素晴らしい人がいるのかと感動せず

にはいられませんでした。

 

そんな両備ホールディングスのホームページを見ると『小嶋光信代表メッセージ』という

コーナーがあって、来年、貴志川線開業100周年と同時に、和歌山電鐵10周年の節目

の年を迎えるにあたって、ユーモア溢れる、こんな『うめ星』電車に関するメッセージを

出されていました

 

 “水戸岡鋭治デザイン第四弾” 「うめ星電車」来春登場!

 

 まだまだ、頑張らなければと、こうした人の話に触れるたびに思わずにいられません。

 

 

 

 

 

 

 

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