毎週木曜日の 22:55 - 23:20の時間帯で放送されている『所さん!大変ですよ』という
NHKの番組を御存知でしょうか? 先週14日には 「世にも不思議な“えんぴつ物語”」と題して、
子どもたちが最近、“ある種類の鉛筆”をほとんど使わないといううわさを追う話が扱われました
毎週録画して楽しく見させていただいていますが今回は…
東京・銀座の文房具店では多くの種類の鉛筆が売られていますが、ほとんどが濃い鉛筆で
HBは全体の300分の1でした。HBの鉛筆の需要が減っていることに関して調査すると、
原因は子ども達の筆圧であり、実際に筆圧が弱く何を書いているか分からない子ども達が
近年増えているために、小学校の低学年では2Bを推奨し、子供の字が薄いことから
高学年になっても親が濃い鉛筆を買い与え、今では10Bの鉛筆も売られるようになっているとか…
子ども達の筆圧が弱くなった背景について宮崎大学の帖佐悦男教授は
字を書くのに必要な腕のバランスが使えなくなってい.るためだと語られていました
澤口俊之は力を出すことは思考力につながるので、濃い鉛筆を使っていると
思考力の低下につながると指摘 また、日本の企業は消費者に親切すぎると
そんなコメントも出ていました…深い言葉ですねぇ・・・
ボーイスカウトなどをしている活発な少年が、手首の機能が働かないことで
瓶の蓋をうまく開けることが出来ない例もあげられ・・・実は同じ様な子どもたちの数は増えており
検査の結果、10人に1人の割合で運動器の働きに問題が見つかったそうです
教授は「早いうちに、どんどん老化をしている。」と指摘し、しゃがみ込みなどが出来ない状態を
放置することでロコモティブ・シンドロームという運動器の障害に陥ってしまうとまで話されていました
運動器に障害を持つ子ども達が増えていることに関して、文部科学省は来年から運動器の
チェックを行うことを決定したとも紹介していましたが、何か足りない気もします…
ロコモティブシンドロームとは、身体を動かすのに必要な器官に障害が起こり
自分で移動する能力が低下して要介護になる危険度が高い諸症状のことを言うそうですが
近い将来・・・親が子供を介護する時代がやってくるのではないかとまで…
この番組、すぐに終わってしまうのですが、もっと掘り下げたいところをあっさり扱い
問題提起して終わっている気もします・・・考えて動くのは私たちの責任であるかのように…